国家無形文化財第103号「莞草帳」 +
分類 |
無形文化財 / 伝統技術 / 工芸 |
指定日 |
1996.5.1 |
所在地 |
Ganghwa-gun, Incheon |
莞草匠とは藺(い)で器物を作る人のことである。藺は田もしくは湿地で育つ1・2年草で、高さは60~200㎝に至り、莞草・龍鬚草・懸莞・石龍芻とも呼ばれている。藺の製品としては、ござ・筵(むしろ)・座布団・ソンドンイ(小さな箱)・盒などがある。藺が新羅時代に既に使われたことは『三国史記』の記録から分かる。高麗時代には社稷神の神位に藺の筵を敷くなど、王室で主に使われ、中国に送る贈り物としても使われた。朝鮮時代に至ると、非常に貴重な製品として扱われ、宮中や上流階級の人が使い、外国との重要な交易品としても使われた。藺の製品は長い歴史のある生活文化遺産で、一時期は断絶の危機に立たされたこともあったが、1970年以降再びその制作活動が盛んに行われた。これまでの藺の製品は敷物と容器に過ぎなかったが、染色と太さの調節が容易で、特別な道具がなくても様々なものを創作することが出来る良い素材であるため、伝統的な製作技法を継承するために重要無形文化財に指定され、李相宰氏が技能保持者に認定されている。
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