国家無形文化財第114号ヨムジャン(塩蔵)

K-CULTURAL HERITAGE

Everlasting Legacies of Korea

国家無形文化財第114号ヨムジャン(塩蔵) +

分類 無形文化財 / 伝統技術 / 工芸
指定日 2001.6.27
所在地 Tongyeong-si, Gyeongsangnam-do
簾匠とは簾(すだれ)を作る匠人のことである。以前は様々な材料を利用して簾を作ったが、その材料によって竹簾・葦簾・おがら簾・ツルヨシ簾などに分けられる。伝統家屋である韓屋での生活には簾が必ず必要であった。簾は特に夏の強い日差しを防ぎ、部屋の中にいる人には凉しさを感じさせるだけでなく、外から中が見えないようにする役割もある。簾は御輿の戸を遮るものから家の門を遮るものまで様々な大きさで作られた。特に、竹の簾を作るのに必要な竹は、普通一万回以上の手がかからなければならないほど多くの時間と努力を要する。簾は三国時代以来よく使われてきたが、1970年代以降韓屋がなくなるにつれて次第に使われなくなった。従って、その需要も急速に減り、簾を作ることができる人がほとんどいなくなっているのが実情である。今日では全羅南道潭陽と慶尚南道統営などの一部地域でのみ作られており、現在のところ統営地域で簾を作る匠人としては趙大用氏が唯一である。趙大用氏は竹を利用して大きな簾を主に作り、特に0.7~0.9mmの厚さのつっかえ棒を作るチョルムジルと、亀紋・コ紋・文字紋などの各種文様の表現に優れた技術を持っている。彼は多くの労力が必要な簾作りの全作業を伝統的な方式にそのまま従って自ら手作業をすることによって、先祖たちの知恵が込められた伝統的な簾作りを継承している。

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