国家無形文化財第117号の韓紙匠(ハンジジャン)

K-CULTURAL HERITAGE

Everlasting Legacies of Korea

国家無形文化財第117号の韓紙匠(ハンジジャン) +

分類 無形文化財 / 伝統技術 / 工芸
指定日 2005.9.23
所在地 Jeollabuk-do
韓紙匠とは伝統的な韓紙を製作する匠人のことで、韓紙はコウゾとトロロアオイ(黄蜀葵)を主な材料にして高度の熟練した技術と、匠人の長年の経験によって完成される。コウゾを伐って、蒸して、煮て、乾かして、剥がして、再び煮て、叩いて、乾かすなど99回の手が加わった後、最後の100回目に人が手で触るため、昔の人たちは韓紙を「百紙」とも呼んだ。韓国の韓紙は高麗時代からその名声が高く、中国人も最も質の良い紙を「高麗紙」と呼び、宋の孫穆は『鶏林類事』で高麗のコウゾ紙は色が白く、光沢があるため愛らしいほどであると褒め称えた。朝鮮時代には太宗の時から造紙署を設け、原料の調達と紙の規格化、品質改良のために国家的な関心事として管理したが、近・現代に至って建築様式と住居環境の変化、西洋紙の輸入によって伝統的な韓紙の命脈はほとんど断絶される状況に至った。今日においても韓紙製作は生産コストの節約と製作工程の便利さのためにコウゾの皮の代わりに東南アジアなどから輸入したパルプを使い、トロロアオイの代わりに化学薬品であるパーム(pam)を使っているのは紛れもない事実でもある。そのため、文化財庁では伝統韓紙の正しい保存と伝承のために、韓紙匠を重要無形文化財に指定した。

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