京畿道無形文化財第24-2号螺鈿漆器の杖(螺鈿の杖) +
分類 |
無形文化財 |
指定日 |
1998.9.21 |
所在地 |
Yangju-si, Gyeonggi-do |
韓国語で「チャゲ工芸」とも呼ばれる「螺鈿漆器」は、木漆工芸の装飾技法のひとつで、漆塗りの木製品の表面に薄く切った貝殻を様々な形で切って貼り付けて装飾した工芸品のことをいう。 貝殻をつけた方向や、光が照らす方向によって様々な色を出すため、その神秘や美しさが相当なものである。 何より優れた保存性を持ち、歳月が経ってもその色が変わらないという特徴を持っている。
螺鈿漆器が完成するまでには多くの過程が必要だ。 まず、アワビの渋皮を研ぐアワビの皮のたてがみからやすりで隅を削って腐食させるやすり切り、包丁で皮を細く切る「相似切り」、糸状糸を切る「切れ目」まで、どれ一つ簡単なものはない。 さらに、白骨に麻を塗り、白骨に生塗りした後、漆と土粉に勝って高台を塗り、下絵を描く。 その後、滑質で螺鈿に穴をあけ、糸鋸で文様を切り取り、紙本に螺鈿をつけて焼きごてで押し付ける。 紙本をはがし、もう一度漆を塗った後、螺鈿についた漆を拭き取り、焼きごてで裁きと炭と油で光を賭けてこそ一つの作品が出来上がる。保有者の金正烈は螺鈿漆器で有名な慶尚南道統営で技術を身につけたが、最も韓国的な螺鈿漆器を製作するという評価を受けている。 1996年9月、大韓民国の名匠「漆器第96-19号」に指定され、伝統文化の継承·発展に貢献した功労が評価され、大統領表彰を受けた。 また、1998年に大韓民国の名匠螺鈿漆器の職種では初めて無形文化財に指定された。
彼は螺鈿漆器の脈を引き継ぐため、すでに多くの努力をしてきた。 1999年「第1回清州国際工芸ビエンナーレ」の初代作家はもちろん、海外巡回展示にも着実に参加している。
2011年には「天鳳螺鈿漆器体験館」を開館し、体験館を訪れた観光客に螺鈿漆器の美しさを知らせている。
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