国家無形文化財第69号 河回別神グッタルノリ

K-CULTURAL HERITAGE

Everlasting Legacies of Korea

国家無形文化財第69号 河回別神グッタルノリ +

分類 無形文化財 / 伝統公演・芸術 / 演戯
指定日 1980.11.17
所在地 Andong-si, Gyeongsangbuk-do
別神クッとは、村の守護神である3年、5年、または10年ごとに村の守護神である聖皇(ソナン)様に村の平和と農事の豊作を祈願するクッのことをいう。

慶尚北道安東河回村では、約500年前から10年に一度、大晦日(12月15日)や特別なことがある時は、無尽生の盛況に別神クッを行い、クッとともに聖皇を楽しませてあげるためにタルノリをした。

河回別神グッタルノリは各市の舞童マダン·住職マダン·白丁マダン·ばあさんマダン·破戒僧マダン·両班マダン·ソンビマダン·婚礼マダン·新房マダンの8マダンによって構成されている。

遊びを始める前に大内林をするが、正月の翌日の朝、成皇堂に上がり、唐鈴のついた降臨台を持って盛況神を降ろすと、唐鈴を成皇台に運んで山から降りてくる。 盛況台と降臨台を東寺の軒に立てかけると、ようやく遊びが始まる。

登場人物としては住職·閣下·中·両班·ソンビ·チョレンイ·イメ·ブネ·ベクジョン·ハルミなどがいる。 破戒僧に対する嘲笑と両班に対する辛辣な風刺·諧謔などを内容としている。

河回別神グッタルノリは祭祀儀式の性格を帯びている。 特にカクシタルは盛況神の代わりになると信じられ、別神クッの他には見られないが、やむを得ず取り出す時は祭祀を行わなければならない。

遊びに使われるタルは、住職タルなどを含め計10種11個で、漆と顔料を2~3重に塗って色調の強度を高めた。原本は1964年、河回タル及び屏山タル(国宝第121号)に指定された。

仮面劇の伴奏は鉦が中心となる農楽師であり、即興的で日常的な動作に若干のリズムを合わせた踊りで行われる。

河回別神グッタルノリは仮面を燃やして楽しむ打ち上げパーティーがないのが特徴であり、韓国の仮面劇の発生と起源を明らかにする上で貴重な資料として価値を持っている。

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