崔玉三流伽椰琴散調は、崔玉三(1905~1956)が金昌祖(1865~1920)に師事され、咸東正月(1917~1994)に伝わった伽椰琴散調である。
1980年、咸東正月により重要無形文化財第23号に指定されたチェオク三類伽倻琴散調は、タスルム、チンヤンジョ、チュンモリ、チュンジュンモリ、ジヌムモリ、チャジンモリ、フィモリで構成されている。
この散調の特徴は、節目が緻密で構成美が引き立ち、正確な声音を駆使する。 散調に使われたメロディーは、パンソリと南道風のメロディーを母胎としており、緊張と弛緩の対比がはっきりしていて、陰陽と問答の関係を持っている。
また、リズムの関係がはっきりしているため、下手に激しい感情を表に出さず、その感情を抑え、重みのある深い味わいを持っているのも特徴といえる。
崔玉三類カヤグムの散調の濃玄は重く節制され、全体的に力があり男性的だといえる。 現在演奏されている崔玉三類伽椰琴散調の演奏時間は約50分ほどである。
カヤグムキム·ヘスク、牙箏キム·ヨンギル、チャングチョン·ファヨン