1968年11月7日、ソウル鐘路(チョンノ)セウン(世運)商店街の開館式が行われた。 この商店街は、民間資本6億1,200万ウォンを投じて、延べ坪10,470坪規模の地下1階、地上13階で建てられた。
正確には鐘路3街と退溪路3街の間を結ぶ住商複合商店街の建物群を合わせて呼ぶ名前で、国内初の住商複合マンションだ。
セウン(世運)商店街という名は、当時のキム·ヒョンオク(金賢玉)ソウル特別市長が、「世界の気運がここに集まれ」という意味から付けたという。
最初は高級住居マンションと商店街が一緒に存在した建物だったが、1960年代からこの付近は米軍部隊から持ってきた各種の古物を直して販売する事業場が位置した町で、ここの商店街はこの周辺の事業場と結合して家電をはじめ各種電子製品のメッカとして位置づけられるようになった。
その後、江南開発が急速に行われ、住居地としてのメリットがなくなり、結局、上部のマンションも技術者らの作業場に転用され、事実上、商店街となった。
過去の低迷していた商店街の雰囲気が都市再生プロジェクトによって変わり、今では多くの人が訪れるようになった。