石窟庵は統一新羅時代に慶州·吐含山に建てられた韓国を代表する石窟寺院である。
優れた建築美、成熟した彫刻技法などが見られる歴史遺跡として国宝第24号に指定されている。
石窟庵は白色の花崗岩材を使って人工的に石窟を作り、その内部は長方形の前室と円形の主室を通路で繋げた。
これはインドの石窟形式の寺院を具現化しようとしたものであるが、韓国は花崗岩であるため石窟が掘られていないため、人工で石窟を作り、そこに仏像を安置したのである。
彫刻は東洋と西洋の美術が組み合わさったガンダーラ美術の影響を受けている。 主室は360余りの平たい石で作られた弓隆(dome型)天井であり、新羅人の精巧でありながら発達した科学的な建築技法が示されている。
石窟庵は世界唯一の人工石窟である。